36.景気循環とセクターローテーション

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世の中の景気は常にいい時ばかりではなく、悪くなったりよくなったりを繰り返しています。これを景気の循環といい、4つの局面や2つの局面で表現されます。

4つの局面に分けた場合、正常な水準を出発点と仮定すると、好況→後退→不況→回復のサイクルをたどることになります。景気の4つの季節という言い方もされます

株式投資を考えた場合、好況局面では基本的にすべての銘柄が成長しますが、比較的成長しやすいセクターや、そうでないセクターがあります。同様に他の局面でもそれぞれセクターによって成長や暴落のしかたに差が出ます。よってセクターごとの性格を踏まえて投資銘柄を組み替えていくのがセクターローテーションと呼ばれるものです。

セクターローテーション(リンク)

ところで著名なヘッジファンドマネージャーのレイ・ダリオ氏は景気は循環してサイクルが回っていくが、その時がいつ訪れるかはわからないという趣旨の発言をしており、その考えに基づいて、前に紹介した全天候型ポートフォリオ(オールウエザーポートフォリオ)を提案されています。

インデックスの考え方をベースにすると、相場は予測できない=景気動向も予測できないということですので、レイ・ダリオ氏の提案に従って、投資先を分散しておくことは、改めて重要だなと感じます。

レイ・ダリオ氏はそのポートフォリオの中で、金(ゴールド)とコモディティ(商品)にも投資をするように勧めています。インフレヘッジという意味で、理解できる部分もあるのですが、シーゲル教授の調査結果などを考えるとどうなのかな?とも思ってしまいますね。

ゴールドとコモディティへの投資については、また別途記載してみたいと思います。

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