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長期での投資を考えたとき、実績から株式に投資をするのがよいというデータが出ています。その次によいのが債券です。これはジェレミー・シーゲル教授の調査より明らかになっております。その中でゴールドへの投資は長期的にメリットが少ないことも分っております。
株式は企業の成長に伴い価値が上昇すると考えられていますが、ゴールドやコモデティは価値そのものは上昇しません。需要と供給のバランスによって価格が決まります。そのため先ほどのような図のデータが、長期的には得られるものと考えられています。
この考え方からすると、ゴールドやコモデティへの投資は、投資ではなく、FXや株式トレーディングなどと同様に投機であるという考え方もできるかもしれません。
しかしレイ・ダリオ氏はその推奨ポートフォリオの中でゴールドとコモデティへ投資するようにと推奨しています。
どのように考えるべきでしょうか?逆にバッフェット氏は株式9割、債券1割とゴールドやコモデティには投資を進めていません。私は一つの解はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の投資に見ることができると考えています。
ご存知のようにGPIFは我々の年金を運用している機関です。日本人の資産を、長期に、安全に、それでいて効率よく増やすため、の運用を行っている機関だといいなおしてもいいかもしれません。長期資産運用のお手本みたいなものですね。そこのポートフォリオは、国内株式25%、国内債券35%、海外株式25%、海外債券15%の4つの運用から成り立っています。
ということから、我々日本人のインデックス投資にはゴールドとコモデティはいらないのではないか、というのが現時点での私の考えです。
最後にジェレミー・シーゲル教授はその著書”株式投資”の中で”金はインフレに対する守りにはなるが、それ以上のものは期待できない。貴金属がどのようなヘッジ機能を持つとしても、それらの資産を保有することは長期的投資家のポートフォリオの利回りにとって大きな足かせとなるだろう”と述べられていることを記載しておきます。
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