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株式投資はもちろん元本保証ではないので、資産が目減りする可能性があります。インデックス投資といわれる比較的安全な、そして一般的な方法では”年に5%ほど資産が増加していきますが、たまに半分近くまで減ることもある”といわれています。その一方で”20年間続けることができれば、まず間違いなく得をする”とも言われています。
一方で投資をしない、すなわち現金(キャッシュ)で保有を続けるという選択肢もあります。それはそれで間違いではないと思いますが、シーゲルさんの本にはこんな恐ろしいデータが載っています(下図)。アメリカのデータですが、過去200年間で現金(USドル)の価値は93%減っているという事実です。縦軸は対数になっていることに注意ください。
株式投資の未来より
この話を聞いて、それってアメリカの話でしょ?って思った方もいらっしゃいますよね。ところが日本はもっとひどくて、この120年間で現金の価値は3000分の1になっているそうですよ。残念ながら日本はこの間に2次大戦で敗戦を喫してますので、そのようになっていると思われますが、どちらにしても長期期間を考えると現金(キャッシュ)で保有し続けるという選択肢は、あまりいいものではないと思われます。
この20年ほどデフレで”失われた20年”などと言われていますが、いったんインフレが始まったら現金はどうなるのでしょうか?日銀が現在目標に掲げている年2%のインフレを仮定しましょう。
最初の年の”1000万円”はインフレで1年後には”980万円”、2年後には”960万円”・・・5年後には”904万円”・・・10年後には”817万円”にまで目減りしてしまいます。
老後のための貯蓄が、このように目減りしていくと考えたら、恐ろしいですね。
その一方で、株式と債券のグラフを見てください。長期的には株式や債券が儲かるというのは、このようにデータで証明されています。あくまで過去のデータで未来を保証するものではないですが。
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