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連続増配株っていうものがあります。毎年配当を増額している企業のことです。米国では50年以上にわたって連続増配を達成している企業があり、これらの企業のことを”配当王”と呼んでいるそうです。また25年以上連続して増配している企業のことを”配当貴族”と呼んでいます。驚きなのは、これらの連続増配株の企業が100社以上も存在するということです。
よく言われる話ですが、それでは日本で配当貴族に相当する25年以上の連続増配株銘柄っていうのは、何社あるかご存知ですか？・・・残念なことにたったの1社、花王だけです。
この事実を考えると、米国がいかに株主に報いることを大事にしているかわかるような気がします。米国では増配が途切れたりすると経営者失格というイメージがありますね。その一方で日本では景気が悪いんだから減配しても仕方ないでしょうってな雰囲気があります。投資をする上では大きな差ですよね。
また、このような連続増配株銘柄の中には長年増配しているにも関わらず、高配当ではない銘柄が存在します。花王もそうですし、例えば米国のジョンソン＆ジョンソンなどもそうです。なぜ高配当ではないのでしょうか？理由は簡単です。増配しているけど株価も上がっているので配当率として高くならないのです。
すなわちこのような銘柄はインカムゲインとキャピタルゲインの両方が狙える銘柄であるということが言えると思います。投資先としては最適なもののひとつではないでしょうか？
ところでこのような連続増配株式に投資するという投資法があります。連続増配しているということはまず企業として安定成長しているということと、連続増配しているから減配の恐れが少ないといえると思います。
難しい企業分析をしなくても安全な銘柄選定ができるという考え方です。この投資法を実践されている方の記事がネットで紹介されてました。
この方法なら投資が成功するのではないかと思える内容になっています。考えからとしては米国株式投資の有名ブロガーであるバッフェット太郎さんとも共通する点があると思います。
ところが、これら投資法に関して残念な点が一つあります。それはこれらはどちらも個別株への投資なんです。このサイトでお勧めしているのはあくまで投資信託やETFへの投資ですので、それらに比べるとリスクが高いという点で懸念されます。
そこでこの連続増配銘柄への投資法を何とか投資信託やETFでできないかと調べました。それが以下のETFになります。
米国株式への投資：ティッカーシンボル VIG
10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株で構成されていて、増配の可能性が低い銘柄は除外されています。
日本株式への投資： 1494
東証株価指数（TOPIX）内において、10年以上にわたり毎年増配をしているか、または安定して配当を行っている最も配当利回りの高い企業で構成されてます。
これらのETFを活用すれば、ETFで増配銘柄投資法ができると思います。連続増配株式への投資に興味を持たれた方は、上記二つのETFへの投資を検討してみてはいかがでしょうか？私も少しづつこれらを購入していきます。
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