9. どんな投資商品に投資する? 

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株式と債券に投資をするといってきましたが、それでは具体的に見ていきましょう。まず株式投資というと普通の人が考えるのは個別株への投資だと思います。これは例えばトヨタ自動車の株を買うということですね。

でもこのサイトではそんなことは、お勧めしません。トヨタが死ぬほど好きなんですといった方や、株主優待がとっても好きなんですという方が個別株を買うのは構わないと思います(私も配当金目当てで個別株を持っています)。

ただ個別株はリスクがすごく高いということは覚えておいてください。ある会社の株式を100万円分保有しているとして、そこが破綻したら、その100万円は紙くずになります。それはめったにないことでしょうか?よく考えてみてください。ここ数年でもどれだけの大手の企業が存続の危機に追い込まれて、株価暴落の憂き目にあっているか?

個別株はリスクがあるという話をしました。これは集中投資しているということですね。そこで投資信託という商品を紹介します。これは個人の投資家からファンドというものが、お金を集めて大きな金額にし、そのファンドがある一定の決められたルールに基づいて株式などで運用するというものです。

そしてそのルールは一般的には日経平均に連動しますとか、TOPIXというインデックスに連動しますというルールになってます。これをインデックス型の投資信託と呼びます。そうなると日経平均なら225社に分散されてますし、TOPIXなら2000社ほどに分散されていることになります。こうやって投資対象を分散してリスクを下げるというのはとても大事なことです。

ところで投資信託は面白い商品で、買うときや売るときはいくらで買えるか、いくらで売れるかわかりません。1万円分買いますと注文したら、その日の相場の結果を後で計算して、”じゃあこれが1万円分ですね”ともらえることになります。売るときも一緒でこれだけ売りますといっても、その日の相場が終わって、結果を計算して、”それではこの金額になります”という感じです。

その不思議な売買の仕方を改良して、普通の株式のように売り買いできるようにしたものにETF(上場投資信託)というものがあります。株式と投資信託のいいとこどりをしたものですね。コストも投資信託に比較すると一般的に安いです。

個人的にはこのETFがもっと一般的になってくれればと思ってますが、残念ですが日本ではまだまだメジャーではありません。一方で投資先進国であるアメリカでは今ではこのETFが個人投資の主流だそうです。

私などは期待を込めて次のような本も買ったのですが・・・日本でのETFの普及はまだまだ時間がかかるかもしれません(2018年にマーケットメイク制度というものが始まりまして、環境が改善してきているようです)。


ETFはこの7本を買いなさい

またREITというものもあります。これは不動産を証券化したものですね。先ほども記載しましたが、メインであるコア部分の投資ではなく、サテライトとしての投資には、良いかもしれません。割合的にはリスク資産の5-10%程度でしょうか?

コモデティと言われる現物に対する投資ですが、金(ゴールド)はインフレ対策で持ちたいという考えは良いと思います。ただこれもメインのコア部分の投資ではなく、サテライトですね。その他の原油などのコモデティ(現物)は、基本的にはお勧めできないと考えています。

どんな投資商品に投資するの?に対する答えは”インデックスに連動する投資信託”もしくは”インデックスに連動するETF”が良いという事になります。

ブログ始めました!よかったら見てみてください。

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