33.人口増加国への投資

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株式投資は経済の成長を取り込んで成長していきます。経済が成長するためには労働者が必要です。そう考えると労働者の人口が増える国と、労働者の人口が減る国を比較したとき、どちらが株式投資に向いているでしょうか?普通に考えると労働者人口が増える国ですよね。

生産年齢人口と呼びますが15歳から64歳までの人口のことを指します。世界的には人口はもちろん増える予測です。ですが国によっては人口が増えていく国、人口が減っていく国と様々です。人口の予測はかなり予測精度が高いといわれてますので、あてになる数値だと思います。

主要国で2015年から2035年にかけて生産年齢人口が増える国が以下の国です。

オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス

一方で生産年齢人口が減る国は次の通りです。

日本、ドイツ、フランス

株式投資では分散が基本ですが、この結果を見るとオーストラリアやアメリカ、カナダ、イギリスへの割合を増やしたくなりますね。日本の少子高齢化の問題はこんな切り口で見ても大きな問題ですね。将来の年金問題だけでなく、経済の発展にも暗雲が垂れ込めているようです。

一方、新興国へ投資する投資信託で人口増加に着目した面白いものがあります。

愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~ iTrust新興国株式(リンク)

生産年齢人口が増えると予測される新興国に投資するという投資信託です。投資先の国としてはインド、ブラジル、南アフリカ、インドネシア、マレーシア、メキシコ、フィリピンなどがあげられます。

信託報酬などの負担が1%を超えるうえ、現時点は米国の金利上昇期にあるため新興国からの資金流出が続いているので、お勧めはしませんが考え方としては面白いですよね。

ただ新興国の成長を期待した投資に関しては、シーゲル教授の言う”成長の罠”には常に注意が必要だと思います。

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