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株式や債券に投資信託という形で投資する。しかも選び方はインデックス型のノーロードで低コストなものを選ぶことが大事だという話をしてきました。
ここでは”それぞれの投資対象にどのような割合で投資したらよいのだろいうか?”という話をします。この割合のことをアセットアロケーション(ポートフォリオという言い方もあります)と呼ぶそうで、この割合によって資産運用の結果がほぼ決まるとも言われています。
まずは株式と債券の割合を決めていきましょう。
株式は債券に比較すると一般的にはリスクが高いです。一方で若い人はリスクをとっても、やり直しがききますが、年寄りにはそれは無理です。よって年齢が上がるに連れて、アセットアロケーションのリスクを下げていく必要があります。すなわちリスク許容度も下がるという事ですね。
シーゲル教授はリスクの許容度と株式の保有期間を、次のような表で表してます。これを参考に株式と債券の割合を考えると良いと思われます。
株式投資の未来より
次に株式という資産クラスの中で、どこの株式にどの程度投資するかという事を決めていきます。
例えば株式でいうと、国内株式、先進国株式、新興国株式という3つの資産クラスがあります。債券も同様で国内債券、先進国債券、新興国債券の3つがあります。これらの資産クラスのどの資産クラスに投資をするか、またどのような割合で投資をするのかを先ほどの説明を参考に決めていきます。
①バランス型の商品
投資信託にはバランス型と呼ばれるものがあります。例えば4資産均等などと呼ばれる商品であれば、国内株式、海外株式の株式2資産に加え、国内債券、海外債券の債券2資産の合計4資産に均等な割合で投資していくという商品になります。
ひとつの商品で全世界の色々な資産に分散投資が出来るため、比較的安全です。ただお任せメニューの為、お任せ代として少しコストが高めのものが多いようですが、以下の商品などは現時点ではおすすめではないでしょうか?
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
※2019年時点では以下の商品がお勧めかもしれません。
②資産クラスごとの個別投資
一方で、各資産の商品をひとつずつ買っていくという方法もあります。例えば上記の4資産ではREITは含まれていませんがREITにも興味がある場合は国内株式、海外株式、国内債券、海外債券、国内REIT、海外REITと6つの投資信託をそれぞれ買うという方法です。
またこの方法ではそれぞれの資産の割合を変えることもできます。例えば国内30%、海外70%の割合で投資するという事が可能ですし、株式と債券の比率を60%と40%にするなど、自分の好みに変更することも可能です。
③株式資産クラスのみの個別投資
そしてもう一つ、ご紹介したいのは債券には投資せず株式のみに投資するという方法です。世の中で一般的なのは株式と債権の割合を1:1にするというものですが(日本の年金がこのように運用されています)、この方法ならリスクは高くなりますが、リターンの期待値も高くなります。
また、現在のような低金利(マイナス金利)の状態では、債券に投資する必要はないという意見もあるようです。
なお著名な米国株投資ブロガーの”たぱぞう”さんの意見では、1000万円ぐらいまでは株式だけでよく、それを超えるようになってきたら他の資産を意識するとよいといった内容の記事を投稿されてました。
世界的な投資家のバフェットさんも株式100%投資の方針を進めているようです。もっとも米国株100%ですが・・・笑
全世界の株式に投資するという投資信託と言えば、現時点では”楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)”がお勧めです。この投資信託は全世界の株式に投資するETFであるVTという商品に投資するもので、世界の株式のほとんどに投資することができます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
④アクティブファンド
先ほどからアクティブ型は良くないというお話をしております。そんな中、ここでアクティブ型を紹介するのかといわれるかもしれません。ただアクティブ型の中でも成績がよく、比較的手数料が安いという商品も実際にはあります。下記のサイトではアクティブ型も比較的よく紹介されています。
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