16. インカムゲインとキャピタルゲインはどっちを目指すべき? 

スポンサーリンク


株式のキャピタルゲインとは株価が上昇した分の購入額と売買額の差額です。実際には売買しないと利益は出ませんので売るまでは含み益という言い方をします。損している場合は含み損ですね。これは個別株だけではなく投資信託でもあります。基準価額というのですが投資信託の株価みたいなものです。安くで買ってこの基準価額が高くなっていけば、売るときに高く売れますのでこれも含み益になります。

一方で会社は配当を株主に支払います。これをインカムゲインと呼びます。日本の一般的な会社では年に2回この配当を実施します。投資信託も株式の集合体ですから配当(分配金)があります。この配当を受け取らずに再投資できるようにしてあるのが、分配金(配当)再投資になります。

ETFは分配金の再投資というシステムがありませんので、自分で再投資するという手間が発生しますね。この点も投資信託が楽ちんな点です。

※米国の証券会社にはDRIPというETFの配当金再投資システムがあります。また最近、日本に進出したサクソバンク証券はこのDRIPという仕組みを持っているそうです。

インカムゲインとキャピタルゲインはどちらも利益ですので、この両方を合わせたものが最大になる投資が良いという事になりますね。

ただ資産デザイン研究所の内藤 忍さんは、年齢を重ねるにしたがってインカムゲインを意識すべきだと言っておられます。これは退職したあとは積み立てた資産が定期的にお金を生んでくれる状況が良いというもので、内藤さんはチャリンチャリン投資と呼んでます。

確かに退職後を考えた場合は内藤さんが提言しているようにチャリンチャリンがいいのではないでしょうか。私も年齢が高いので、この考え方をしております。

内藤さんのサイト

ただしここで気をつけていただきたいのが、毎月分配型と呼ばれる投資信託です。これは収益が出ていない場合も分配金を出しますので、そうすると元本が目減りしていくことになります。これでは何のために投資しているか判りませんよね。一方ETFは一定の収益が出た事実に対して分配金を出しますのでそのようなことはないそうです。

インカムゲインとキャピタルゲインはどちらも利益なので大事です。そしてインカムゲインを再投資してさらに資産を増やすように努めることが複利の効果を、発揮する為に重要な点です。

ブログ始めました!よかったら見てみてください。

スポンサーリンク